森のようちえんとは、自然体験活動を中心に保育していく教育です。
多様な自然の中で、子供が主体的に活動することを通して育つというもので、今注目を集めています。
森のようちえんを実際に利用している保護者からの声にはどのようなものがあるのでしょうか?
この記事では
- 森のようちえんの後悔した口コミ/デメリットについて
- 森のようちえんの良かった口コミ/メリットについて
- 森のようちえんに批判の声がある理由とは?
- 森のようちえんの運営団体
についてまとめています。
目次
森のようちえんの後悔した口コミ/デメリットについて
森のようちえんの後悔した口コミ・デメリットは以下のものがありました。
- 小学校とのギャップで戸惑う子が多い
- 保護者のこだわりが強い人もいる
- 洗濯物が大変
- 費用が高い
小学校とのギャップで戸惑う子が多い
森のようちえんでは好きなことを好きなだけ、自由に過ごしていることが多いようです。
そのため、時間が決まっており、やることを先生から指示される小学校とではギャップが大きく、入学の際に戸惑ってしまう子供も多いのだそうです。
保護者のこだわりが強い人もいる
森のようちえんに通わせている保護者の中にはこだわりが強い家庭もあり、保護者活動やママ友の付き合いが大変だったという声がありました。
珍しくネガティブな投稿します〜😭
子供が0歳の頃から、森のようちえんに楽しく通っていたんだけど、辞める事になりそう。
理由は他のお母さんにSNSで悪口を書かれたこと、、とてもショックで、どうしても立ち直れなくて😢
子供も気に入っていた場所なだけにすごく残念、、。— さや👶🏻1y (@saya_khs) April 16, 2024
洗濯物が大変
雨の日も雪の日も自然の中で過ごす森のようちえんでは、泥だらけになることは日常茶飯事だそうです。
手洗いをしてから洗濯機に入れなければならず、汚れを落とすのに1時間もかかる時があるそうです。
忙しい親にとっては大変ですよね。
娘が通う森のようちえんは、今日みたいな雨風の日でも当たり前のように、外にお散歩に出かける。
雨遊びの日にしか感じられない自然の営みがあるからだそう。
そして、なんの迷いもなく水たまりにダイブすることが習慣化している娘の洗濯物は今日はやばそう。…— 細田飛鳥 (@asuka_hosoda) April 9, 2024
費用が高い
森のようちえんは比較的学費が高めで、平均的な数字を見ると下記の通り費用がかかります。
- 入園料:5,000~70,000円ぐらい
- 保育料:20,000~70,000円ぐらい
振り幅が大きいので何とも言えませんが、認可外の場合はかなり費用が高くなるそうです。
森のようちえんは保育料高め。その理由は
①国や市の補助が受けづらい
②収入減が一つしかない
この二つかなと思います。
②は特に危ういことですよね。
何か他に商品を作らないといけないと思って楽しくて必要とされることは何かを考えるんですけど、するといつもケーキを食べるところに行き着く…。— まり🌳20万円で古民家を買った移住者🌳 (@mari1124123) March 11, 2021
しかし、一部の地域では給付金が認められたケースもあり、高額な保育料については少しずつ変化してきているようですね!
森のようちえんは園舎がない
という定義はありません
保育料無償化によって、その制度を使えない園舎のない森のようちえん。森のようちえんの保護者に給付金が認められるようになり
働く母親のために無償化対象の園舎のある認可外保育施設の森のようちえんやこども園も増加
ここは認可外保育施設です pic.twitter.com/XuWRYCvAsw— もいもい/保育園/赤ちゃんホーム (@moimoikobe) April 5, 2022
森のようちえんの良かった口コミ/メリットについて
森のようちえんの良かった口コミ・メリットは以下のものがありました。
- 自主性が育つ
- 五感が鍛えられる
- たくましい心と体が育つ
- 縦割りクラスで様々な良い影響がある
自主性が育つ
従来型の幼稚園ではカリキュラムが決まっていますが、森のようちえんではカリキュラムがなく、思い思いに好きなことを楽しめます。
幼児の頃から「自分の行動は自分で決める」という自主性を育むことができます。
森のようちえんは、園舎をもたず自然体験を基軸にした幼保園。海、川、野山、畑、自然公園など、自然の中で子どもが主体的に活動することを中心とし、
保育者は、子どもが自分の意志で行動し実体験から学べるような関わり方をしてくれます。
またいつでも声かけください♪色々楽しみましょ〜♪— ちぁ/きなコ (@BlackCherry711) March 21, 2024
五感が鍛えられる
自然の中では、天候や季節によって毎日新しいことの発見や色々な体験をすることができ、また草木・虫・動物など触れ合うことによって幼児期に大きく発達する五感が刺激され鍛えられます。
また五感を磨くことで好奇心が高まり、脳が活性化すると言われています。
「森のようちえん」についての講演会へ。週末は森の中に住みたく釧路に戻った私!子どもの育ちに自然体験は必須と考えています。人間も地球上の動物の一種、脳内思考だけが肥大して、身体や五感のバランスが欠けていないか、、と思うこともあります。学力向上一辺倒の国の教育、見直しが必要です! pic.twitter.com/fDclzypEox
— 弁護士しのだ奈保子(立憲北海道7区総支部長) (@yorisoibengoshi) April 2, 2024
たくましい心と体が育つ
寒さや雨など自然の厳しい環境の中で生活することによって、どんな天候・環境でも負けない強い体をつくり、精神が強くなることが期待できます。
今日は森のようちえんの未就園児遠足。
「森で沢遊び」
この天気でも決行らしい😲
🤔普通の雨なら楽しそうだけど昨日も雷鳴ってるし。。。この幼稚園、やっぱりハードル高い🤣
— ぽにょ🐄2y (@soso20211020) June 30, 2023
おぉ〜…
子供達を通わせた幼稚園、まさに森のようちえんです。ていうか里山のようちえん。
先生達はギリギリまで見守ってる。子供達が自分達で試行錯誤して答えを出していく。
自然と云々…て言うけど、自然の中にいることでむしろ人間であることが鍛えられる感じでしたよ。 https://t.co/kqsesfJ5hM— こぶた🍄 (@ukkari_mamma) December 4, 2021
縦割りクラスで様々な良い影響がある
従来型の幼稚園では同じ年齢の子を集めた横割りクラスが基本ですが、森のようちえんでは様々な年齢の子を集めた縦割りクラスになります。
横割りクラスだと遅生まれと早生まれの子で発達に差があり、早生まれの子は劣等感を感じやすくなりますが、縦割りクラスだとその心配がありません。
また、年上の子が年下の子と、年下の子が年上の子と関わることで相乗効果が生まれ、年上の子には責任感や自信になったり、年下の子には成長を早めたり、互いに良い影響を及ぼします。
【異年齢であることの価値】
異年齢の友達の中で。👫小さな子への優しさが伝染して、またひとつの優しさを産む。
大きな子の背中を見て育つ心!💓
勇気づけの環境だからこそ、そんな育ちがたくさん見れる、特別な場所!😁
森のようちえん勇気づけキャンプ募集中!!詳しくはブログにて。 pic.twitter.com/tvS1gi6KfB
— おおた|先生×勇気づけ×潜在意識で心が通う世界を。 (@ootasyuhei) June 27, 2018
森のようちえんに批判の声がある理由とは?
森のようちえんには批判の声もありますがなぜでしょうか?
デメリットでも挙がった、小学校とのギャップがあることが理由ではないかと考えられます。
森のようちえんに通った子は、小学校へ上がってから不登校になると言われることがあります。
自分で考え行動してきた森のようちえんから、やる事を全て決められることが多い小学校へ行くと、子供にとっては今までのギャップが大きくストレスに感じてしまうのかもしれないですね。
森のようちえんフォーラムでは、「学校との接続で悩んでる」って話がよく出てた。
自由な森のようちえんから学校に行くと、高確率で不登校になる。ある、長年不登校支援をしてる参加者が「森のようちえんは不登校児養成機関だ」と批判をしていた。— ゆき (@offgrid_yuki) November 11, 2022
森のようちえんの運営団体
森のようちえんの運営団体は以下の通りです。
名称 | 特定非営利活動法人 森のようちえん全国ネットワーク連盟 |
代表者 | 理事長 小林成親 |
設立 | 2017年4月7日 |
所在地 | 〒201-0004 東京都狛江市岩戸北4-17-11 NPO法人国際自然大学校内 |
会員数 | 団体会員 286団体 個人会員 97名(2023年3月現在) |
公式HP | https://morinoyouchien.org/ |
設立は2017年と新しいですが、活動自体は2005年頃から行われているようです。
2005年10月に第1回森のようちえん全国交流フォーラムを開催し、以降毎年開催しているようです。
関係者の方々の長い間の尽力があって、今があるのですね!
まとめ
この記事では
- 森のようちえんの後悔した口コミ/デメリットについて
- 森のようちえんの良かった口コミ/メリットについて
- 森のようちえんに批判の声がある理由とは?
- 森のようちえんの運営団体
についてまとめました。
森のようちえんには、デメリット・メリットともにあることがわかりました。
また、小学校に上がってから不登校が多くなるという批判もあることがわかりました。
自由にのびのびと自然の中で育つのはとてもいいことに思えますが、小学校に入ってからギャップを感じないよう、何らかのフォローをすることが課題かもしれませんね。
まだまだ新しい取り組みで、課題も多いと思いますが、保護者の選択肢の一つとして今後浸透していくといいですね。