宮崎駿監督のジブリ作品、不朽の名作『天空の城ラピュタ』
ラピュタにでてくる、呪文のような言葉。
ご存知でしょうか?
有名なのは「バルス」ですよね!
実は、他にもラピュタの呪文の言葉が、作品のなかに登場します。
今回は、映画の中に出てくる呪文の意味や、ラピュタ語の語源などについてまとめました!!
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目次
ラピュタの呪文一覧!それぞれの意味も調査
ラピュタに出てくる呪文一覧をまとめています。
それぞれの意味についても、詳しくみていきたいと思います。
天空の城ラピュタが最後にテレビ放送されたのが2022年の8月12日の金曜ロードショー、TwitterがXになったのが2023年7月24日
つまり2024年8月30日(金)に放映されるとXになってから初めてのラピュタ
イーロン・マスクよ、バルス祭りを味わうがいい pic.twitter.com/SHgt3cUgEY
— さっさん@自転車好き (@saki220529) August 23, 2024
ラピュタの映画の中で出てくる呪文は、2つあります。
「バルス」
一般的には、「滅び」の言葉とされています。
作品の終盤で、主人公のシータと男の子のパズーが「バルス!」と唱えると
ラピュタ城の半分が崩れていき、半分はさらに高い場所へと移動。
しかし、ラピュタ城が完全に崩壊するわけではありません。
そして、「滅び」とは別にもう1つ「閉じる」を意味する言葉とも言われています。
ラピュタという、かつて繁栄した古代国家が幕を閉じたのでは?とも言われています。
そして、もう1つ登場する呪文の言葉。
「リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール」
「我を助けよ、光よよみがえれ」という意味のようです。
主人公のシータが、幼い頃に「困ったときのおまじない」として、祖母から教えられていました。
映画の中では、この呪文を唱えると、石(飛行石)の力が発揮され、眠っていたロボット兵たちが動き出し、石(飛行石)がラピュタの位置を教えてくれたりと、ラピュタに関係することが明らかにされていきます。
ラピュタ語の呪文にはそれぞれ違う意味がありました!
ラピュタの呪文は何語?語源や元ネタは?
謎につつまれている「ラピュタ語」この言葉は、本当に存在するのでしょうか?
調べてみたところ、ラピュタ語というのは本当にあるものではなく
宮崎駿監督が、オリジナルで創作した言葉ということです。
オリジナルで作った言葉のようですが、モデルや語源となる言葉はあるのでしょうか?
何か語源があるのでは?とうわさされているので、ラピュタ語の背景についても調べてみました。
「バルス」というラピュタ語は、主に3つの言語に由来しているとされています。
トルコ語
まずは、トルコ語からきているという説。
バルス‼️
ラピュタの中では「閉じよ」って意味で使われてたみたいです。
トルコ語から来てるらしく
トルコ語では「平和」って意味らしいですよ。
平和の為にラピュタの力を破壊する、平和の為には何かを犠牲にしないといけない的なメッセージがあるのかもしれないね。
(誤字ってたから再投稿) pic.twitter.com/6zdodchdIK— かえるん🍁⛩ (@naben1209) April 25, 2023
トルコ語には「barış(バルシュ)」=「平和」を意味する言葉があります。
先ほど「バルス」には滅びや閉じるという意味があると言われていました。
平和とは矛盾しているようにも思いますよね?
しかし、かつて発達した科学技術で、地上を支配していたラピュタ王国。
その力を利用して、また世界を征服しようとすることもできるほど、大きな力をもっていました。
ラピュタ王国が崩壊すれば、その脅威もなくなり平和な世界になる、という意味もあるのかもしれませんね!
ピジン語
そして、もう1つはピジン語からきているのでは?という説。
諸星大二郎先生と言えば、手塚治虫先生に「マネをしようと思っても絶対にマネできない」と言わしめた人です。また宮崎駿も諸星大二郎先生のファンで、このマンガが『天空の城ラピュタ』の「バルス!!」の元ネタらしいです?「バルス(飛行機)」とはピジン語でハトの意味? pic.twitter.com/eLJTnJRwjD
— 犬塚志乃 (@inuduka_sino) January 14, 2018
こちらは、宮崎駿監督が大ファンとされている諸星次郎作品の「マッドメン」という漫画に登場。
作品の中で、ピジン語で「バルス」=「飛行機」「鳩」という意味として、解説されているようです。
宮崎駿監督がファンと公言されているなら、ピジン語からアイディアを得ている可能性もありますね!
ケルト語
最後は、ケルト語から由来しているのでは?という説。
「リテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール」などのラピュタ語は、口から出まかせで作ったこと宮崎駿監督は明かしています。
なるべく英語でもなく、日本語にもならないように考え、影響を受けたものはケルト語だそうです。 pic.twitter.com/ii3ZG5X7v0— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) March 3, 2023
天空の城ラピュタの作品の舞台、といわれているのがイギリスのウェールズ地方。
ケルト語は、昔ヨーロッパで栄えていたケルト民族が使っていた言葉です。
ラピュタの舞台が、イギリスということなので、ケルト語を参考にした可能性もありそうですね!
語源のうわさはそれぞれありますが、宮崎駿監督が公言しているものはないので、謎のベールに包まれています。
その謎をいろいろ考察できるのが、天空の城ラピュタ作品の魅力の1つなのかもしれませんね!
ラピュタの呪文・バルスの全文は?
ラピュタに出てくる呪文の言葉、「バルス」には全文あるのでしょうか?
天空の城ラピュタ
久々に再鑑賞…ストーリーほぼ忘れてるし…😅
キャラクターとメカニックデザインや絵画のような背景はいつ見てもイイ✌️子供向けだが刺激的な台詞やシーンの数々…あの一言は呪文にしては短すぎひんかといつも思う最後のエンドロールの声優の名前見ても結構感動する不朽の名作👍 pic.twitter.com/PMGhoteNt6— とらを🍩OnFiRRRe🔥🔥 (@Trawo110105) December 24, 2023
ラピュタの呪文「バルス」の意味や語源などについて、調査してきました。
そもそも「バルス」には、呪文のような長いセリフはあるのでしょうか?
いろいろ調査してみたのですが、残念ながら全文があるのかはわかりませんでした。
「バルス」という短いフレーズだったからこそ、世の中に広まったのかもしれませんね!
まとめ
今回は、ラピュタの呪文一覧や語源の背景についてまとめています!
●映画「天空の城ラピュタ」の作品にでてくる、ラピュタ語は2つ
●ラピュタ語は実在しない ●「バルス」の語源の候補は3つ
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ラピュタ語の背景がわかると、また違う見方で、映画を楽しめるかもしれませんね!!